雨は楽しんで感じるもの

今週のお題「雨の日の楽しみ方」

その①
小窓から
指先に雨が触れるくらいに腕を伸ばして
腕に流れくる雨を楽しむ

途中で横にそれたら失敗
付け根まで届いたら成功

腕の外側ならくすぐったい
腕の内側なら夢心地


その②
裸足で道を歩く

脳内は
singin in the rainでもいいし
ボレロでもいい
なんなら、マーチでも

ただし、これは夜限定の遊び
何故なら、昼間は足がぬるくて気持ち悪くなるからね

お気に入りの場所

部屋のひとすみに
駆け回る空間がなけりゃ、息が詰まる

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身長は3センチ
柱を登り、手枕カエルと天気の話
アロマぺぺに埋もれて髪はもしゃくしゃ
ハイテンションな河童の足元そぅっと過ぎて
やれやれなカエルに目配せ

さてさて
降りるに降りれない

いっそ
ここをねぐらにするも素敵

よくわからないこと

 

小バカにされたと思うのは

心の奥底で実は気にしているからと思い

 

そんなつまらないことを気にする自分の小ささに嫌気もさすわけで

 

けれども

気にもしていなかったが、繰り返し言われることで

あれ?もしかしてバカにされてるのか?

と気がつくこともあるわけで

 

どちらにせよ

そんなにバカにするなら、なんであたしと付き合っているのだろう?

と不思議にも思ったり

 

直接おまえが、とゆうわけではなく

一般的な捉え方として、みたいな表現ならば

それ、あたしに当てはまるじゃん!でも、あたしがそうだ、と言ってる訳じゃないから

言い返せないし

言い返しても被害妄想にしか聞こえない


そもそも

バカになぞしていないのだろう

けれども説明が負の意味を持っているなら、楽しい気持ちにはならないわけで

 

微妙なイラつきを持ちながら

日本人的ニヤニヤ笑いをするしかないのだろうか

 

 

お祭りの日

社務所の中は  脚絆を巻いた大人達

 

神社の扉は開かれて

みんなと覗く異次元世界

 

小さな神社の小さなお祭り

 

お獅子様はまだまだこない

 

長いちょうちん

四角のちょうちん

ちっちゃな神輿

 

お祭りのお楽しみは星が出てからだもの

1度帰ってまたこよう

みんなと約束  走って帰る

 

 

家に近づき

 

何かがおかしい

見上げた家は灰色雲におおわれて

何かが違う

 

そっと近づき玄関の扉に耳をあてる

家の中はしんとして

けれども何かの気配

 

"まだ  だめだな"

何故そう感じたのかもわからない

 

そっと家を離れ

神社に向かう細道は

あたしの靴しか歩いていない

 

ぼんやり座る社の隅で

まとわりつくのは   砂ぼこりの匂い

嫌な夢

 

もはや治らぬ病に囚われ、ベットでぼんやり空を眺めている。

友人達はさみしかろうと、酒盛りを始める。

静寂の中にいたいのに、騒ぎはますばかり。

ついに私は散乱したお酒やらつまみやらを、蹴りあげながら裸になり外に飛び出す。

友人達は口々に

「裸のままだ」

「昔からおかしい奴だった」

「警察に捕まっちゃうよ」

などと言いながら追いかけてくる。

 

やがて私はばったりと倒れ、気がつくと病院のベット。まさに間際となっていた。

 

傍らにはふたりの娘たちと、元パートナー。

娘たちを撫でながら伝えることは

「大丈夫。ほんの少し臆病なだけだから」

「ちょっぴりだけでいいから、勇気を持って自分の足で歩いていってね」

「あたしの宝物」

 

そして、元パートナーには何を言うのだろう?

夢の中の私をじっと観察している私。

謝っていた。

「ごめんなさい。上手くやれなくて」

ふとみると、母も兄も傍らに座っており、その姿をみて彼らの言葉がよみがえってきた。

兄「ぼくがいなくなったら、この子はなんにもできなくなる。だからあえて無視をしているんだ」

母「この子は社会性もないし、誰かが声をかけたり、お尻を叩かないとなんにもできないんです」

 

・・・ああ、そうか

元パートナーも注意や、指示や否定がほとんどだった。

あたしは、ただ褒められたかっただけなのに、できない私は結婚して、できるはずと確認したかったのかもしれない。そして、否定から逃れるために別れを告げたのかもしれない。

人の気持ちを知るすべもなく、自分の気持ちが優先。日々の生活もまともにできない。自己中の、こんな人間が人に合わせようとしても、苦しくなるばかり。人と暮らすことなどできるわけもなかったのだ。

だとしたら、酷い迷惑をかけたのかもしれない。

何度も何度も謝り続けながら目を覚ました。

 

憂鬱な朝。

親の評価

 

トマトの種、よく見たらにゅるにゅるをまとってる

箸でつついてみたら、つるん

逃げられた

むーん・・・もう1回・・・

にゅる・・・つるん・・・にゅる・・・つるん

 

ご飯粒落ちた。拾おうとして潰れちゃった

けれど

そのまま指でみょーんて伸ばしたら、ちょっと気持ちいい

絵がかけるかも!

みょーんむにゅ・うにうにみょーん

 

 

なにしてるの!!遊んでばかり!さっさとご飯食べなさい!気味の悪い子ね!

 

 

だんごむしと遊んでいたら

カエルちゃんもあっちこっちに

 

おいでよ・おいでよ・みんなお家においでよ

廊下でわいわいがやがや

 

きゃぁぁぁ!!

突然の悲鳴のあと、どうなったんだっけ?

覚えてないや

 

ただ

お客様に言っていたセリフ

「あの子、変わってるのよ」

は、覚えてる

 

 

ふと目が覚めた

 

大きな鏡の中からあたしが見てる

 

あまりに真っ直ぐ観てるから

あたしも真っ直ぐ見てるがいいのか

うろつくゴブリンを見てるがいいのか

鏡のまわりのもしゃもしゃとした紙切れを見てるがいいのか

 

いつもいつも悩むのだ

 

ゴブリンがぼそぼそ喋る

あわせなけりゃ、きっと大ゴブリンに告げ口しにいくのだろう

それならば

あたしもぽそぽそ喋る

 

さあさあ最後の試し

大ゴブリンと小ゴブリンと両側からあたしの髪に

息を吹きかけ

指を差し入れ

泣き出すのを待っている

 

残念

四方に揺れる髪が目を打とうと、鼻をくすぐろうと、あたしはひとつも困らない

むしろ

心地よい眠りに入りそう

 

 

 

美容院は眠りと浮游の場所