雨は楽しんで感じるもの

今週のお題「雨の日の楽しみ方」その① 小窓から 指先に雨が触れるくらいに腕を伸ばして 腕に流れくる雨を楽しむ途中で横にそれたら失敗 付け根まで届いたら成功腕の外側ならくすぐったい 腕の内側なら夢心地 その② 裸足で道を歩く脳内は singin in the rain…

お気に入りの場所

部屋のひとすみに 駆け回る空間がなけりゃ、息が詰まる 身長は3センチ 柱を登り、手枕カエルと天気の話 アロマぺぺに埋もれて髪はもしゃくしゃ ハイテンションな河童の足元そぅっと過ぎて やれやれなカエルに目配せさてさて 降りるに降りれないいっそ ここをね…

よくわからないこと

小バカにされたと思うのは 心の奥底で実は気にしているからと思い そんなつまらないことを気にする自分の小ささに嫌気もさすわけで けれども 気にもしていなかったが、繰り返し言われることで あれ?もしかしてバカにされてるのか? と気がつくこともあるわ…

お祭りの日

社務所の中は 脚絆を巻いた大人達 神社の扉は開かれて みんなと覗く異次元世界 小さな神社の小さなお祭り お獅子様はまだまだこない 長いちょうちん 四角のちょうちん ちっちゃな神輿 お祭りのお楽しみは星が出てからだもの 1度帰ってまたこよう みんなと約…

嫌な夢

もはや治らぬ病に囚われ、ベットでぼんやり空を眺めている。 友人達はさみしかろうと、酒盛りを始める。 静寂の中にいたいのに、騒ぎはますばかり。 ついに私は散乱したお酒やらつまみやらを、蹴りあげながら裸になり外に飛び出す。 友人達は口々に 「裸の…

親の評価

トマトの種、よく見たらにゅるにゅるをまとってる 箸でつついてみたら、つるん 逃げられた むーん・・・もう1回・・・ にゅる・・・つるん・・・にゅる・・・つるん ご飯粒落ちた。拾おうとして潰れちゃった けれど そのまま指でみょーんて伸ばしたら、ちょ…

ふと目が覚めた

大きな鏡の中からあたしが見てる あまりに真っ直ぐ観てるから あたしも真っ直ぐ見てるがいいのか うろつくゴブリンを見てるがいいのか 鏡のまわりのもしゃもしゃとした紙切れを見てるがいいのか いつもいつも悩むのだ ゴブリンがぼそぼそ喋る あわせなけりゃ…

思い知れ

この世界にきて何年たった? 未だに人間とのかかわりがわからないんだな 愚かな愚かな 何度そんな思いをしたのか忘れたわけではあるまい? 「気味悪い子」 「話がずれてるよ」 「何言ってるかわからない」 「自分しか見えないんだね」 また調子にのって なつ…

雪ウサギ

深夜の帰路 そこは山道で道も木々も雪化粧 ふと 向こうに、ぼんやり立ってる小動物 それはまるでピーターラビット と思ったのは一瞬で、現実は危うく轢きそうになり、冷や汗なのです 「母さん聞いて!今日ね、びっくりしたんだよ。急に眩しくなったの。そし…

空想その②

今のうち今のうち カエル執事の手招きで むこうのユニコーン そくそく駆け足 暗闇まぎれて月への旅路 鳥籠我が家はお留守番 まいりましょう まいりましょう みどりご連れて

空想その①

街路樹のお喋り 「寒いねー、今日は特に寒いや」 「ああ・・・またちらほら雪が落ちてきたね」 「おや?誰かこの雪の道を歩いてくるよ?」 「積もった雪に隠れて、毛糸の帽子が消えたり見えたり」 「肩かけかばん・・・ぱんぱんに膨らんでいるよ」 「おつか…

匂い

かわいがって貰ったあとは ふわふわして夢心地 満たされた気分で 川面がゆりかご しんとした部屋の中で 帰ってく、その運転してる腕・その向こうに見える景色 目の前に浮かんでくるのも やっぱり夢心地

ぼんやりな1日

きりなく雪は落ちてくるし 人間の顔もいらないし 頭の痛みに気持ちゆだねて 今日は1日ぼんやりすぎた